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【新型コロナウイルス】コロナ禍で葬儀に参列できない時の参列辞退のマナー|岩沼市のお葬式は大友葬儀社

コロナの影響で参列できない時

 

 

こんにちは、㈲大友葬儀社 2級葬祭ディレクター、お葬式相談員の大友美佳です。

 

日本全国、世界中で新型コロナウイルス感染拡大し、不安な状況が続いています。まだまだ収束する気配がありません。

そんな中でも訃報の連絡が…。

どれだけ感染対策や予防をしていたとしても、お葬式に人が多く集まり、人との接触があればウイルス感染のリスクがない訳ではありません。

葬儀や法事に辞退(遠慮)をしてもいいのか、悩ましいところだと思います。

 

今回は、コロナの影響を受けて葬儀に辞退(遠慮)する時の参列辞退のマナーや、参列出来ない時の弔意の伝える方法など、現在のコロナ禍での葬儀事情を踏まえてご紹介いたします。

 

 

 

【目次】

1.コロナウイルスを理由に葬儀や法事を辞退してもいいのか
2.参列辞退のマナー
3.参列辞退の連絡方法
  ①電話
  ②メール・LINE
  ③手紙
4.参列辞退の伝え方
5.弔意の伝え方
  ①弔電(電報)を送る
  ②香典を渡す
  ③供物や供花、贈り物を送る
  ④後日に弔問をする

 

 

 

【1.コロナウイルスを理由に葬儀や法事を辞退してもいいのか】

親族や大切な方の訃報を知り、参列に悩んでいる方も多いのではないのでしょうか…。

もちろん喪主様も配慮されています。

 

・体調がすぐれない方

・家族に小さなお子様、ご高齢者、妊婦さんがいらっしゃる方

・持病をお持ちの方

・医療従事者

上記の項目で該当するものがあれば、自己判断にはなりますが参列辞退(遠慮)を考えてもいいかもしれません。また、職場や家族のルールもあると思います。

自分の健康だけではなく、家族や友人の健康も左右される現状ですので、ひとつひとつの行動を慎重にしなければならない今、葬儀や法事に参加したほうが良い間柄であっても、このような状況下では辞退を考えることは決して間違いではありません。

新型コロナウイルスを理由に辞退するというのは仕方のないことです。

辞退をすることが良い・悪いではなく、自身でしっかりと考え、リスクを考慮した上で決断が重要になります。

例え、参列を辞退することになっても、きちんと誠意を持ち、マナーを守って辞退を伝えることでその気持ちと心配りが相手に伝わるでしょう。

 

 

 

【2.参列辞退のマナー】

葬儀や法事への参列を辞退する場合は、連絡をするタイミングやマナーを守った伝え方がとても重要になります。

葬儀や法事の欠席の連絡はなるべく早く伝えます。なぜなら、亡くなってからお通夜までの日数は長くありません。

したがって、参列辞退の連絡は、なるべく早くご遺族に伝える必要があります。忙しいご遺族の事情を考慮し、どんなに遅くでも前日までには参列辞退の連絡をしましょう。

参列を辞退する場合には、欠席の理由と謝罪が必要になります。欠席の連絡をする際、『新型コロナウイルス感染症を理由に伝えるべきか』、『詳しく説明しなければならないのか』、悩むかと思います。

親族などの親しい間柄であれば、参列辞退の理由を正直に伝えても問題ありません。かえって、欠席理由を曖昧にしたことがトラブルになる可能性があります。

また、親族以外の間柄であれば、必ずしも欠席の理由を明確に伝える必要はありません。『やむを得ない事情』『一身上の都合で』などの表現を使って欠席の旨を伝えます。

 

 

 

【3.参列辞退の連絡方法】

訃報が届いた際、欠席の連絡方法は、本来であれば顔を見て直接お伝えする事が最善ですが、難しい場合も多いかと思います。

その場合、電話やメール、手紙など、連絡のつきやすい方法で構いません。状況に応じて早く確実に相手に伝わる連絡手段を選びましょう。

 

①電話

参列辞退の連絡方法として、一般的なものが電話です。電話は肉声なので気持ちが言葉の表現が相手に伝わりやすいというメリットがあります。

電話での欠席連絡を入れる場合は、相手の都合を考慮しなければなりません。突然の電話に対応できない場合もある為、相手の忙しくない時間を計って連絡を入れる必要があります。

また、遺族は葬儀の準備や調整など、時間に追われている可能性もありますので、なるべく長時間の会話は避け、辞退する旨を簡潔に伝えるようにします。

普段からあまりメールなどを使わない年配の方には電話にするなど、状況に応じて早く確実に相手に伝わる連絡手段を選びましょう。

 

 

②メール・LINE

なかなか電話での辞退連絡が出来ない場合は、メールやLINEでの連絡方法があります。日常的に使用している為、簡単に連絡が出来るというメリットがあります。

普段から互いにメールやLINEでのやり取りをしている場合は、メールやLINEでの辞退連絡でも良いかと思います。

ただし、遺族が忙しく見落してしまう場合があるので注意が必要です。

また、どんなに親しい間柄でも弔事であることを忘れず、失礼のないようにマナーを守り丁寧な文面を心掛けます。

『忌み言葉を避ける』『絵文字は使用しない』『長文は控える』などにも注意が必要です。

 

 

③手紙

参列辞退の連絡方法として、手紙も一つの方法です。しかし、手紙は相手の手元に届くのに時間がかかります。

法事の場合は時間に余裕があり、返信用はがきを使う事がありますが、お葬式の場合は、訃報を聞いてから速やかに参列の辞退を伝えるのがマナーです。

手紙のみで辞退の連絡をするのは避けた方がいいでしょう。

まずは、電話やメール等での辞退連絡を迅速に相手に伝えることが大切です。改めてお悔やみとお詫びの気持ちを込めた手紙を送ると丁寧ですね。

 

 

 

【4.参列辞退の伝え方】

参列を遠慮する場合は、相手に失礼のないような伝え方をすることが大切です。

電話・メール(LINE)・手紙などいずれの連絡手段を取るにしても、丁寧なマナーを守った言葉を心掛けましょう。

 

◎伝え方の例文

・本来であれば、すぐにでも駆けつけるべきところですが、やむおえない事情にて(都合がどうしてもつかず)欠席させていただきます。お伺いできず、誠に申し訳ございません。

・本来ならば葬儀に参列して、ご霊前にご挨拶を申し上げたいところでございますが、昨今の状況を鑑みると、叶わず誠に残念でなりません。

・さっそくご葬儀に伺いお見送りいたしたいのですが、体調がすぐれず万が一を考え今回は欠席させていただきます。申し訳ございません

・直接お見送りしたかったのですが、家族内に持病持ちの祖父母がおりまして、万が一を考え今回は欠席させて頂きます。

・本来であれば、ご葬儀に伺うべきところでございますが、遠方にてかなわず、申し訳ございません。

 

 

不幸を連想されるような縁起が悪い言葉は忌み言葉として避けられ、不幸が続くことをイメージさせる重ね言葉も、同様に避けなければなりません。

そのほか「4」「9」といった数字は苦しむことを連想させるため、使わないようにしましょう。

 

×重ね言葉×

わざわざ、いよいよ、度々、くれぐれも、いろいろ、しばしば、益々、だんだん、いよいよ、ときどき など

 

×不幸や死を連想させる言葉×

死(四・4)、苦(九・9)、死亡、死去、迷う、浮かばれない、長引く、病む、病気、枯れる

 

 

 

【5.弔意の伝え方】

参列が出来なくとも、様々な方法で弔意を伝える事が出来ます。

 

①弔電(電報)を送る

参列が出来なくとも、故人や遺族に向けてお悔やみの気持ちを伝える場合は、弔電(電報)が一般的です。諸事情などでどうしてもお通夜や葬儀などに参列できない場合に送るものが弔電(電報)になります。

弔電(電報)を送るタイミングについては、葬儀や告別式で読み上げられるのが一般的なので、お通夜や葬儀の前日までに送ることがマナーだとされています。

ギリギリの到着にならないよう、訃報のお知らせを聞いてから速やかに手配をしましょう。遅くとも、葬儀開式の3時間前までには届くように手配をします。

葬儀が終わってから弔電を送るのは失礼になりますので、もし間に合わない場合は諦めましょう。後日、弔問されるか香典を手紙と一緒に郵送することをお勧めします。

宛名は喪主宛に喪主名(フルネーム)で送ります。もし、喪主の方の名前が分からない場合は、《故人名(フルネーム)ご遺族様》とします。送り先は葬儀が執り行われる式場に送ることが一般的です。

弔電の申込みは、電話やインターネットなどから行えます。線香やプリザーブドフラワーがセットになったものなど、様々な種類がありますので関係性に合わせて選びましょう。弔電はマナーを守って故人を偲び、ご遺族の気持ちに寄り添った弔電を送るように心掛け下さい。

 

 

②香典を渡す

やむを得ず参列を辞退する場合でも、香典でお悔やみの気持ちを伝える事が出来ます。

香典の渡し方ですが、大きく分けて「代理人に頼む」「郵送」があります。

まず、代理人に頼む方法ですが、近くにいる参列可能な方に代理で香典を渡して頂く方法です。この際、香典の表書きには自身の姓名の後に「代」と記入します。また、代理人が配偶者である場合は「内」と記入いたします。

代理で頼む方がいない場合は、郵送にて香典を送ります。香典は、必ず現金書留で郵送します。また、現金書留は日時の指定そして、本人以外は受取りができない為、送る際は注意が必要です。忙しい葬儀当日を避けたり、自宅宛てに指定したりなど遺族への配慮をしながら郵送します。

 

【香典の郵送について詳しい内容はこちら】

▶㈲大友葬儀社HPより:【新型コロナウイルス】コロナ禍で葬儀に参列出来ない、香典を郵送する際の注意点

 

 

③供物や供花、贈り物を送る

参列が出来なくとも供物や供花、贈り物で弔意を伝える事が出来ます。一般的には、供物(お線香・ローソク)、供花(生花・アレンジメント)、贈り物(果物・お菓子)などです。

供花については、祭壇両脇に飾られる生花が一般的なものです。宗教や地域の風習による違いがありますので、葬儀を施行する葬儀社に生花を手配するのが安心です。また、式場の雰囲気や祭壇生花のバランスに合わせる為もあります。

ご自身で他のお花屋さんなどから手配する事も可能ですが、葬儀社によっては外部からの供花を受け付けていない場合がありますので、事前に葬儀を施行する葬儀社へ確認や相談が必要になります。

供物や贈り物については、贈りたいものを贈って良いというわけではありません。宗教によってタブー、送ってはいけないものが数々ありますので、気を付けなければなりません。

基本的には消費できるもの、日持ちするものが良いと考えられています。施行する葬儀社で取り扱っている線香や缶詰盛り、お菓子や果物などで故人様が好きだったものを選んで送るようにします。

また、遺族が供物や供花を辞退している場合もございますので、その場合はご意思を尊重して頂き、贈り物は控えましょう。

 

 

④後日に弔問をする

葬儀に参列できない場合に、後日改めて自宅に弔問する方法もあります。

葬儀後は忙しい時期になりますので、ご遺族の状況や予定を十分考慮し、日程を調整した上で弔問することがマナーになります。いきなりの訪問は失礼になりますのでご注意下さい。

まずは、電話にて「是非お伺いしたい」「お線香を上げさせていただきたい」という弔問したい気持ちをお伝えし、ご遺族のご都合を伺いましょう。

弔問のタイミングですが、葬儀や告別式の後片付けなどが落ち着く三日ほど空けてから四十九日までが良いとされています。

マナーを守り、ご遺族の負担にならぬよう、あまり長居をせず滞在を短い時間で切り上げるなど、配慮をしながらの弔問をお心掛け下さい。

 

 

 

今回はコロナウイルスの影響で葬儀や法事に参列出来ない時の参列辞退マナーについて紹介させていただきました。

 

大切な方の葬儀や法事に欠席することに、心苦しさを感じるかもしれません。

ですが、新型コロナウイルス感染症により、苦渋の決断をしなくてはならない時があります。

たとえ参列できなくとも故人様への想いに変わりはありません。

ご参列以外の方法で、弔意の気持が伝わるように上記の方法を参考にしていただければと思います。

 

葬儀や法事への参列に悩まれている方に今回ご紹介した内容が役に立てば幸いです。

 

 

 

㈲大友葬儀社 大友美佳

 


 

その他コロナウィルス感染症についてのコラム

 

▶㈲大友葬儀社HPより:感染予防における昨今の葬儀事情について

▶㈲大友葬儀社HPより:コロナ禍で葬儀に参列できない、香典を郵送する際の注意点

 

 

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