大友由紀のまごころトーク⑬『お彼岸(春彼岸)』|まごころのお葬式は大友葬儀社

お墓参りやお供えを通してご先祖様を供養する
こんにちは、㈲大友葬儀社 専務の大友由紀です。
お天気の話題で“暑さも寒さも彼岸まで”とよく聞きますよね。
実際に寒さも和らいで春めいてきます。昼間と夜の長さが同じになるのが春彼岸です。
毎年、春・秋の彼岸が同じ日にちになるとは限りません。
春は春分の日、秋は秋分の日を中日として、前後3日間を合わせた7日間がお彼岸です。
太陽の動きを国立天文台で観測して、前年に春分の日・秋分の日(祝日)が決まるそうです。
仏教では、極楽浄土のある俗にいうところの“あの世”のことを『彼岸(ひがん)』、かの岸私たちがいる迷いや煩悩に満ちた“この世”ことを『此岸(ひがん)』といいます。
あの世の彼岸は、西方にあるとされていて、対してこの世は東にあるとされています。
太陽が真東から昇って、真西に沈む春の春分の日と秋分の日は、あの世であるところの彼岸とこの世である此岸が、1年の中でこの世とお浄土との距離が最も近くなり、思いがもっとも通じやすくなると考えられて先祖供養をするようになりました。
春分の日と秋分の日は、どちらも国民の祝日です。祝日の意味は、『自然をたたえて、生物をいつくしむ日が春分の日』で、『祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日が秋分の日』として祝日が制定されたそうです。
また、春の種まきや秋の収穫とも農耕に結びついており、自然に対する感謝や祈りがご先祖供養にも繋がって、お墓参りをする行事となったようです。
昔は花屋さんがなかった時代は、削り花をお墓に供えていました。東北地方のこの時期は、生花は手に入りにくかったのです。
宮城県では、コシアブラなどの木を削った赤、桃、黄色に色づけした色鮮やかな削り花をお墓に供えます。小正月に造花を飾る風習はかなり古くからあったそうです。
春彼岸に、お花屋さんから生花を買ってお墓参りに行くようになった現在では、削り花の作り手が年々少なくなってきていると聞きました。
お彼岸に仏様のお供え物として有名なものは、ぼたもち・おはぎです。
もち米とうるち米を混ぜて炊いて、米粒が残る位に適度につぶしてから丸めてあんこで包んだ和菓子のことですが、『ぼたもち』と『おはぎ』の違いは分かりますか?
どちらも同じ材料で、作り方も同じです。季節によって呼び方が変わるのです。
春は、牡丹の花をみたててぼたもちと呼びます。まんまるに丸めてこしあんで包みます。
秋は、萩の花をみたてて、おはぎと呼びます。やや細長い俵形に丸めて、つぶあんで包みます。
時節によって呼び方が変わるのは、四季の移り変わりに敏感な日本人の豊かな心の表れといえるでしょう。
お餅は五穀豊穣、あんこの小豆は赤い色が邪気を払う魔よけの力があると言われており、古来より日本のお供え物には、欠かせないものでした。
ご先祖様に美味しい物をお供えしたいという気持ちは昔も今も変わらないのですね。
ここ宮城県では春彼岸とはいえ、ぼたもちとは呼びませんよね。1年中とおしておはぎと呼びます。
同じものでも呼び方には地域性があります。おはぎの種類もあんこ・ごま・きなこ・くるみ・ずんだ、関西では青のりなんてものもあるそうです。
お墓参りには行かれましたか?やはり家族揃ってお墓参りに行きたいものです。
春になり、伸びてきた草を取って、お墓を綺麗にしましょう。
やはり周りの方々皆さんが、お墓を綺麗にしていて、綺麗なお花を生けて、美味しそうなお供え物をお供えしています。
早くお墓参りに行かないとご先祖様の肩身が狭いのではないかと思ってしまいます。
お仕事がお忙しいとは思いますが、どうぞご先祖様参りをお願いいたします。
春先はとても風邪が強いので、なかなかお線香に火がつけられません。
最近では、墓参用に作られたお線香にローソクが入っているものや火力が強いターボライターなどもございます。
また、お彼岸のお参りの際の手土産として香りのよいお線香を各種ご用意しております。
最近は家族が少ないので、お菓子を買っていっても食べきれないとか、日持ちがしない物をお土産に持参してもあまり喜ばれません。その点、お線香でしたなら日持ちいたします。
白檀や伽羅などの香木から抽出された高級なお線香から、梅や桜のお花の香りのお線香まで、各種取り揃えています。
最近では、「お孫様がお線香の香りを嫌うので、匂いが少ない物はないかしら」「他所にお邪魔したら玄関先がとてもいい香りだったので」とお線香をお求めにご来店されるお客様が増えました。
香りの少ないお線香や喘息の方のために煙がほとんど出ないお線香もあります。備長炭で練ってある消臭機能付きのお線香もあるのです。
焼き魚をした時に、このお線香をつけましたら匂いが薄くなったのには、本当にビックリしました。ペットの匂い消し用のお線香まであります。
御仏壇のあるご家庭なら手土産にお線香やローソクはお喜びいただけると思います。
贈答用にお包みをして、掛け紙(のし)に送られる方の御名前もお書きしますので、ぜひ大友葬儀社のお店にお越しください。お待ちしています。
お彼岸は、故人やご先祖様を想う、大切な時期です。
一年の中でも気候が良く、過ごしやすい時期、そして近い距離でご供養できるお彼岸に、お墓参りに行かれてはいかがでしょうか?
大友由紀
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